小説同人誌の余白とレイアウトについて③ A5編

やってみた

①文庫編はこちら。

②文庫編はこちら

引き続き、文庫同人誌の装丁と余白について書いていきます。
今回はA5編です。

文庫同人誌⑦ 色上質紙+一色刷り

THE☆薄い本を作りたく、薄い本と言えば色刷り~と思いながら作りました。
表紙はシンプル。裏表紙は桜の写真を使っています。

PSDでデータを作成したのですが、提出した時に濃淡のわからないプレビューでちょっとハラハラしました。
データは完成していたので、信じて入稿した。

表紙
裏表紙

  • 一色刷り表紙 色上質さくら135kg+マゼンタ
  • 本文用紙 書籍用紙 70kg 26ページ
  • 余白 上19mm下17mm内側18mm外側1tmm綴じ代5mm見開き、行間1行
  • フォント大きさ8.5pt(8ptと迷いましたが、A5だったので8.5で正解でした)

写真に撮ると、余白広め行間広めでとても読みやすい👌
行間はもう少し狭くしても良かったかも~、とも思います。
雰囲気的にはTHE☆薄い本という感じです。

この本は、おたクラブさんに頼みました。

文庫同人誌⑧ 中綴じ冊子+遊び紙印刷

フォロワーさんのミザリーパロの推しカプというポストを拾って書いた、どすけべ部屋本です。
本文共紙の冊子も作りました。

自分用とフォロワーさんへの献本で少部数で刷りました。

余白でワーワー言いたくなかったので初めての中綴じのオンデマンドです。

刷るにあたりやりたいことがありまして、手紙をテーマにしているので、「手紙を前後に付ける!!」と意気込んで遊び紙をピンクにして、そこに印刷をしています!

手紙はいい感じに刷れました! データの作り方が、白紙ページを差し込んだりとちょっと複雑だったのですが、どうにかOKでした!

そして、今回は初めて中綴じ製本を頼んだのですが、やはりノドの余白を気にしなくていいのがすごくいいなあ! と思います。読みやすさが大事ですので……。

  • フルカラー表紙 エスプリコートVNエンボス アラレ 176.5kg
  • 遊び紙 印刷あり タント70kC-50(うす桃色)
  • 本文用紙 書籍用紙 72.5kg(淡クリームキンマリ) 128ページ
  • 余白 上20mm下20mm左19mm右19mm綴じ代2㎜標準右綴じ(再び標準設定でごり押ししている)
  • フォント大きさ8pt

A5サイズでしたが、中綴じ本の4P縛りに合わせるために文字の大きさが8ptになっています。読めなくはないですが、A5だと8.5pt以上が優しい気がしますね。

印刷会社はちょ古っ都製本工房さんです。

文庫同人誌⑨ 特殊紙+PP加工 余白でひやひやする

ジャンルが変わって、今度は現代作品のジャンルです。
夕焼けの写真にキラキラのフレークが映えてます。ちょうどいい濃さの色味でよかった。
白い文字も見やすくていい感じ。お気に入りの表紙になりました。

  • フルカラー表紙 ステンドグラスペーパー215kg+クリアPP加工
  • 本文用紙 書籍用紙 70kg 50P
  • 余白 上18mm下16mm右14mm左14mm綴じしろ9mm左綴じ(また、標準で頑張っている) ここで塗り足し3㎜を作るのを忘れていました。あちゃー。50Pと他のA5同人誌よりも厚かったので、ノド余白は多めにとってます。
  • フォント大きさ8.5pt

そして、問題の本文。
今振り返ればそこまで狭い! というわけではないのですが、会場で手にしたときに、声が出てしまうくらいびっくりしました。
上下はいいけど小口の余白が文庫レベルの狭さで、A5サイズだと若干持ちずらいです。すみません……。

同人誌もそこそこ数を出してきて、慣れてきたころのミスだったので、ほんと事故にならなくてよかったです。

以上、3冊分でした。

A5サイズだと、同人誌感があっていいですね。
文庫や新書サイズよりも大き目なので、どこを持って読むのか、どれくらい広げて読むのかを考えながら余白を作るのが楽しかったです。
最近は新書サイズばかり作っているのですが、機会があればまたA5で作りたいな☺

①はこちら。

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